フルマラソンで脅威の30分短縮!自己新達成の秘密

広田さん フルマラソンサブフォー達成

目次

当院で、元々腰痛で通われていたお客様の話ですが、今では腰痛はすっかり良くなられ、その後も関節トレーニングを続けておられました。

趣味はマラソンで、サブフォーという42.195kmを4時間以内に走るという明確な目標がありました。

これまでの記録は4時間18分。

19分以上の短縮が必要です。

ちなみにサブフォーを達成できるのは、フルマラソンを完走した人の中でも上位20%しかいないという難易度です。

マラソン以外でもそうですが、自分の限界を越えるために練習を重ねても中々記録が伸びないと悩む方は多いです。

その原因は関節力にあります。

記録を伸ばすために鍛えるべき筋肉

女性トレーニング 後ろ姿

筋トレをすると力がついて運動能力がアップしていきます。しかし、同時に関節にかかる負荷も増えていきます。

筋トレを頑張ってもすぐにケガをしてしまう人がいるのは、アウターの筋肉だけが強くなりすぎて、関節がその負荷に耐えきれない状態になっていると言うわけです。

筋肉にはそれぞれ役割があって、体を動かしたり、姿勢を支えたり、呼吸をするための筋肉などがあります。

スポーツをする場合、体を動かす筋肉と同時に、関節を支える筋肉も一緒に鍛えて行かないと、ケガをしやすくなります。

「ケガはクセになりやすい」と言われるホントの理由

ケガをした女性

捻挫や肉離れなど、ケガをした場所はまたケガをしやすいと言われる事が多いです。

スポーツをしていた人は実際に経験した人も多いのではないでしょうか?

でもそれを納得できる理由で説明をしてくれる人はあまりいません。なぜクセになるのか?

ネットで調べてみても、「ケガした部位は繰り返しケガしやすい」「一度受診をしてみては?」など、知りたいのはそこじゃない、と思うことしか書いていません(笑)

捻挫などのケガをした場合、その周囲の筋肉は炎症がおこります。

炎症をおこした筋肉は必ず筋力低下が起きます。

安静にして痛みが取れたとしても、筋力は低下したままなので、運動などでその部位にこれまでと同じような負荷をかけた時、また捻挫を起こす可能性が高くなります。

2度、3度、4度、と繰り返すうちに筋力は落ち続け、どんどんケガをしやすくなると言うわけです。

これが「ケガはクセになる」の正体です。

と言う事は、これを防ぐためにはリハビリが必須になると言う事ですね。

能力の向上&ケガの予防でやるべきトレーニング

関節トレーニングの例
(写真は関節トレーニングの1例です)

じゃあどんなトレーニングが必要なのかというと、最初の方にも書きましたが、「関節を支える筋肉」を狙って鍛える必要があります。

今回のフルマラソンの方に指導したのは、関節を支える筋トレのみです。

関節が強くなると強い負荷に耐えられるようになり、どんどんアウターの筋肉がバランスよく働くようになります。

今回のケースでいえば、最初の頃、マラソンの練習で20kmをすぎると太ももの裏側や外側がパンパンに張ってきて、これ以上無理するとケガをしそう、とおっしゃられていました。

もも裏やももの外側が張ってくるということは、関節が強い負荷に耐えきれず、足の後ろや外側に負担がかかりやすい筋肉バランスになっていたと言うことです。

逆に言うと、負担があまりかからない筋肉、言い方を変えると「あまり使えていない筋肉」があると言うことでもあります。

関節を強くするためには、この「あまり使えていない筋肉」を鍛えていく必要があります。

使えていなかった筋肉がちゃんと働き始めると、やればやるほど関節が強くなり、それに伴ってアウターの筋肉も最大限の力を発揮できるようになります。

この方は、トレーニングを繰り返すうちに、練習時の足のつっぱりが出るタイミングが遅くなり、ももの外側の張り感などもあまり出ないようになっていきました。

練習後の足の疲れ方も「以前とは違う」とおっしゃられていました。

毎日トレーニングをやっているのに記録が伸びない、ケガをしてしまうという方は、関節の力をあげるとみるみる筋力が向上していきます。

「関節力アップ」=「能力の限界値が伸びる」というわけですね。

スポーツのケガ予防や記録をアップさせたい方にも関節トレーニングはオススメですよ。

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