ファスティング3日目から奇跡のホルモンが出ます
最近、流行っている16時間断食。
このプチ断食と3日以上の断食は何が違うの?と質問を受けることがあります。
どちらも体に良いのは確かなんですが、効果の程度はかなり違います。
では、どう違うのか具体的に説明していきたいと思います。
16時間断食の場合
食べ物が胃に入ってこなくなると、お腹がグーグーなりますよね?
このお腹グーグーは成長ホルモンが今から出ますよ〜というサインです。
成長ホルモンは10代をピークに年齢とともに分泌量が減っていきます。
肌や髪のツヤや筋肉や骨など、若い時と比べて代謝が落ちていくので、年齢とともに老化していきます。
でも、たべものを一定時間食べないことで、この成長ホルモンを意図的に出すことができます。
プチ断食でもそれが可能なので、定期的にやるととても体にプラスになります。
そして12時間以上、何も食べないでいると、サーチュイン遺伝子というものが活性化します。
これは傷ついたDNAを修復してくれる遺伝子です。
体は約60兆個の細胞からできているので、これらを生まれ変わらせてくれるんですね。断食を始めて12時間以降は、ずっとこのサーチュイン遺伝子が働くので、断食期間が長くなるほど、体がキレイに修復されていきます。
プチ断食でも充分すぎるほどの効果があります!
じゃあ、3日間以上の断食はどんなメリットがあるのか?
3日間断食のメリット
1〜2日目までは、食べ物が入ってこない分、肝臓のグリコーゲンをエネルギーに変換します。
断食が3日目に入ると、そのグリコーゲンも枯渇し、次に脂肪を燃焼させてエネルギーに変えます。
この脂肪が燃焼する際に、アディポネクチンというホルモンが分泌されます。
3日目以降だけに起こる現象がこれです!
アディポネクチンは奇跡のホルモンと呼ばれていて、血管の修復をしてくれるスゴいヤツなんです。
決して人間の手で触れることのできない深部の血管や、毛細血管まで全身の血管を大掃除してくれます。
血管内に溜まった脂肪などもデトックスしてくれるので、動脈硬化や高血圧の予防にもなります。
ということでファスティング3日以降は、
・成長ホルモン
・サーチュイン遺伝子
・アディポネクチン
これらが全部働く状態になるということです。
成長ホルモンを出しながら、細胞から血管まで全て修復されるので、デトックス効果は3日目以降の方が断然違います。
脂肪燃焼によるダイエット効果はもちろんですが、他にも、
・むくみの改善
・寝つきが良くなる
・日中の眠気がなくなる
・集中力が上がる
・肌がキレイになる
・甘いものや濃い味付けのものが食べたくなくなる
など、ファスティング後にほとんどの人がこれらの感想をおっしゃられます。
プチ断食や3日間断食はどのように使い分ければ良いの?とお悩みなら、その時の目的に応じて選べば良いと思います。
最近、少し食べすぎたな、とか、飲み会が続いた後にプチ断食したり、本格的にダイエットやデトックスをしようという時は、長めにしたり・・・、
生活スタイルに合わせて自由自在にできるようになれば、ファスティング上級者ですね!
私は3ヶ月おきぐらいに定期的にファスティングをやって健康を維持したいと考えています。