どんな姿勢が良いですか?
今回は、よく聞かれる質問にお答えするシリーズということで、
「どんな姿勢が良いですか?」
にお答えしていきたいと思います。
姿勢の意識が高い方はよくこの質問をされます。やっぱり日々の習慣が大事ですから、「綺麗な姿勢でありたい」という考え方はとても大事ですよね!
姿勢に関して、まずはしてはいけない姿勢を知っておくと良いと思います。ズバリ、
「ずっと同じ姿勢」
です。
これが一番体に悪い姿勢になります。
ある程度、体を動かすお仕事ならそれほど意識しなくても良いのですが、デスクワークなど座ってやる仕事の方は、同じ姿勢が続きやすいので意識された方が良いです。
筋肉は動かなさ過ぎてもどんどん硬くなっていきます。例えば、脳梗塞などで片方の手が動かせなくなった場合、ストレッチなどのリハビリをしないと、筋肉が固まってしまい手を開くことができなくなってきます。
動かさないということは、血のめぐりが悪くなり筋肉に栄養や酸素が届かなくなります。筋肉は萎縮して伸ばしづらくなるので関節が硬くなるというわけですね。
かといってデスクワークの方は動き回ることもできないので、定期的に体をそらしたりひねったりという動きをこまめに入れるだけでも全然予防になります。
こんつめて何時間も集中される方は、意識的に体を動かすようにしてくださいね。
骨盤を真っ直ぐ立てる
そして、良い姿勢の基本の考え方となるのが、「骨盤をまっすぐ立てる」と言うことです。
これは、立ってる時でも座ってる時でも同じです。
骨盤が前に傾くと反り腰になり、後ろに傾くと猫背になります。
骨盤がまっすぐ立った状態だと、重心は骨に乗っかります。
骨盤が前や後ろに倒れると、必要以上に筋肉を使って姿勢を維持しようとします。
特に腰や膝の筋肉に負担がかかりやすくなります。
全国的に、腰痛や膝の痛みで悩んでいる人が多いのは姿勢が関係していると思います。
絶対にやってはいけない姿勢
よく、「足を組んで座ってはいけない」「あぐらがいけない」とか言われたことがあるという方が多いですが、僕は短時間であれば全然構わないですよ、とお伝えしています。
「同じ姿勢で長時間」にならなければ、色んな姿勢をとってもらっても構いません。
ただし、これだけは絶対にしないでね、という姿勢が一つあります!
それは「ぺたんこ座り」です。よく女の子がしているのを見ますが、この座り方だけは短時間であってもしないでください。
クセづくと後々厄介になるからです。ぺたんこ座りは体の構造の真逆の姿勢を作ることになってしまいます。
股関節は通常少し外を向いているのが正しい位置です。ぺたんこ座りは内股になるので、股関節がかなり内に入ってしまい、腰は反り腰になります。
そして、膝から下は外を向くので、股関節は内向き、膝下は外向き、と足がねじれる状態を作ってしまいます。
この姿勢が定着してしまうと、いずれ腰、股関節、ひざのどこかが痛くなるリスクがかなり上がってしまいます。
もし、あなたがよくその姿勢をとっているなら今すぐやめて下さい。お子さんがやっているを見かけたら、絶対にやめさせた方が良いです。
まとめると、
「同じ姿勢を続けない」
「ぺたんこ座りはNG」
これを意識してもらうだけで、慢性的な痛みは予防できると思います。そんなに難しくないですよね。
ということで今回は以上です!