ふくらはぎが突っ張って痛い!マッサージより効く改善方法
目次
ふくらはぎが突っ張る、痛い人の特徴
最近、運動など何もしていないのにふくらはぎが突っ張る、痛い、と訴える方が増えています。
割合で言うと男性よりも女性に多い印象で、特に激しい運動をしたわけでもないのに何でかな…と疑問に思う方も多いようです。
ふくらはぎが突っ張る人の特徴としては、
・スポーツなどで足をよく使う人
・逆にデスクワークなどでほとんど足を使わない人
です。
要するに使いすぎか使わなさすぎかという事ですね。
あとハイヒールをよく履く方は、ふくらはぎに常に力を入れた状態になるので、筋肉が硬くなりやすいです。
足の指を反った状態が続くため、指を曲げにくくなり指の変形も起こりやすくなります。
他にも…
・外反母趾がある
・足の裏にタコや魚の目がある
・足がよくつる
という症状も、ふくらはぎが突っ張る方に多い特徴です。
これらは足の筋肉バランスが崩れていることでおきます。
突っ張り感や痛みが出る原因
スポーツなどで足を使いすぎて痛みが出るのは分かるけど、使わなさ過ぎでも同じ症状が出るのはなんで?と疑問に思うかもしれません。
例えば、在宅ワークなどで一日ほとんど歩かない生活を続けている人ほど足の筋力は落ちてきます。
筋肉には、体を「動かす」のと「支える」役割の筋肉があり、この「支える」方の筋肉が弱くなってくると、他の色んな筋肉が体を支えようと働き始めます。
体が倒れないように、たくさんの筋肉が働いて何とか姿勢を維持しているというわけです。
足首を支える筋肉が弱くなった場合、ふくらはぎやスネの外側の筋肉が働き始めるので、その部分が硬くなり、突っ張るような感覚が出てくるというわけです。
あと、筋肉は他の筋肉と連動して動きます。単体で動いているわけではないんですね。
足首が弱くなった場合、同時に足の指の筋肉も動かしづらくなってきます。
こうなると負のスパイラルにハマっていきます。
体は無意識のうちに、姿勢を悪くしてでもバランスを取ろうとします。なので、重心が偏ってきて足にも影響を出し始めます。
体重を足の裏全体で受けることができなくなり、指の付け根やカカト、足の外側などに重心が偏ることで、指が変形して外反母趾になったり、足の裏にタコができたりするというわけです。
本来、足首を支えている筋肉は、
・後脛骨筋(こうけいこつきん)
・腓骨筋(ひこつきん)
の2つです。
この2つの筋肉が働かなくなると、ふくらはぎとスネの筋肉が頑張り始めます。
硬くなった筋肉の中にある血管は圧迫されて循環が悪くなり、狭くなった血管には老廃物が溜まりやすくなります。
簡単にいうと「コリ」の発生です。
これを放置すると、体の中に発痛物質というものが出てきて痛みを感じやすくなります。
ふくらはぎのつっぱりを自分で改善する方法
じゃあどうすればふくらはぎの突っ張り感が改善するか?
筋力低下が原因なら、そこを鍛えれば治るの?と思われたんではないでしょうか。
そうです。
衰えている筋肉を鍛えれば改善していきます!
足首を支えている筋肉は、
内側は「後脛骨筋」
外側が「腓骨筋」
そして指を曲げる「足内在筋群」です。
これらの筋肉を鍛えると支える力が強くなり、ふくらはぎやスネなどの余計なところに力が入らなくなるので、体のバランスが改善していきます。
足首を支える筋肉が強くなると、足の指を握る筋肉も働きやすくなってきます。
足の裏の筋肉が強くなると、ふくらはぎの硬さも取れるので、突っ張り感も改善されていきます。
まずはこれらの筋肉を鍛えていきましょう。
【動画】足首のトレーニング3選
インナーの筋トレはどうしても地味になってしまうのですが、特にこの足首のトレーニングは他のトレーニングに比べても地味で難しいと思います。
動画でやり方を解説しているので参考にしてください。
このトレーニングのポイントは、
・正しいフォームで
・狙った筋肉にピンポイントで力を入れる
という事です。
強くやれば良いというわけではなく、弱くてもピンポイントで狙った筋肉に力が入れば効果が出ます。
普通の筋トレに比べて「やった感」がないので、もっと強くやろうと力を入れすぎると、他の筋肉も一緒に働いてしまい効果が出なくなります。
弱くても良いので「正しいフォーム」でやるように意識してみてください。
著しい筋力低下がある場合、トレーニングをしようとしてもすぐに足がつってしまう方もいます。
その場合はつらない角度に調整してやってみてください。
筋力が上がると徐々につる頻度も減っていくはずです。